« べーべ工房のチーズ | トップページ | 天広 (追調-伍) »

小野上温泉センター 建替

000top
昭和56年3月にオープンした『小野上温泉センター』

小野上温泉の歴史
 この地(旧塩川村)には寛文4年(1664年)から塩川鉱泉(30℃、無味無臭、茶褐色、塩類泉)があり、慢性潰瘍、火傷などに特効があるとされ昭和の初期頃まで盛況をみました。村人は勿論、旅人や岩井堂城の戦いで傷着いた武者が利用したと伝えられます。
 昭和53年に現センターの地下400mから44.5℃の自噴温泉(恵の湯)を掘削し、小野上村で村民憩の場として村営温泉センターを開設し、広く温泉愛好者に好評を得ていました。その後、規模の大きい施設が計画され、昭和55年に源泉西に新源泉を掘削。地下500mから50.4℃の温泉を毎分558L自噴させることに成功し「幸の湯」と命名。現在の新温泉センターができました。現在屋内にある岩風呂は当初は露天風呂でした。
 昭和62年12月に増改築。小浴場を泡風呂にし、岩風呂を屋内に入れ新たな露天風呂を作りました。平成7年7月には、サウナを設置しました。
 開業当時は、まだ近隣に日帰り温泉センターというものはなく、温泉といえば伊香保や草津・四万などの温泉地で味わうものでしたので、渋川近郊では画期的な娯楽施設だったんじゃないでしょうか。

011yakushi  温泉センターの前にある『湯前薬師』は、温泉の守り神として国道353号線沿いの旧塩川鉱泉裏に祀られていたものを、観光資源として生かすため平成9年に移設したものです。

012insen  湯前薬師の隣には『飲泉所』があります。
禁忌症:腎臓病、高血圧症、動脈硬化症、その他むくみのあるもの
適応症:慢性消化器病、慢性便秘 013insen  

用 法:源泉を2倍に希釈し食後30分ないし1時間後に飲用。直後にお茶、コーヒーなど飲まないこと。夕食後から就寝前の飲用はさけること
用 量:大人…300ml/1日以下
1回の摂取量は100mlを限度とする
 
022annai  ←《館内案内図》
大広間はカラオケがあってにぎやかですが、奥にある岩井堂の間は静かに休めます。 ↓《料金図》 
021ryoukin_2


071yukuti  こちらのスケッチはバロック調をイメージして造られた室内風呂の湧出口です。
泉質は、ナトリウム塩化物温泉(低張性、アルカリ性高温泉)。
 
 オープン以来26年間「幸の湯」を給湯し続けたこの湯口。建替え後も何らかの形で残してほしいものです。

099koujityu現センターの北側に新しい温泉センターを建て替え中。小野上温泉駅からも入館しやすくするために玄関は東向きになるようです。


●新しい温泉センター竣工後に取り壊されてしまう現在の温泉センター。みなさまの思い出などコメントいただけたら幸いです。

 温泉センター敷地内にある特産物直売所。
051tyokubaijo   052tennai
地元小野上産の野菜やきのこ、農産物加工品などがあります。
ひまわり工房のアップルパイは、ここでも販売しています。

 

101station小野上温泉駅。
JR東日本 吾妻泉の駅。
一面一線地上無人駅。券は自動販売機で購入。
平成14年3月14日開業。
渋川駅まで230円(片道)。

102_2   103_3

|

« べーべ工房のチーズ | トップページ | 天広 (追調-伍) »

温泉」カテゴリの記事

コメント

はじめまして
渋川市・・・というか小野上に
現在住んでいるものです

小野上温泉は当時よくいっていた
思い出の温泉ですが
温泉の床にすべったおもいでが^^;
ですがそれほどぬめりがあり
いい温泉だなーといまでは思っております^-^

投稿: さみどり | 2008年3月 2日 (日) 17時55分

 コメントありがとうございます。
今から30年ほど前、祖父母と行った微かな記憶があります。生涯初の温泉は、増築前の小野上温泉でした。その数年後、実家の風呂改修時に1ヶ月ほど家族全員で通っていました。今となっては懐かしい思い出です。
 市内の他の温泉とは異なり、ヌル・スベ感が心地よい、好い温泉だと思います。

投稿: お宝調査団参号 | 2008年3月 3日 (月) 00時21分

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 小野上温泉センター 建替:

« べーべ工房のチーズ | トップページ | 天広 (追調-伍) »