「宮田のお不動様」縁日
国指定重要文化財(昭和38年2月14日指定)の、石造不動明王立像。
毎年1月28日に開かれる縁日の時にしか見られません。
鎌倉期の造立ですが、院流仏師による彫刻のため腕の線など優美さを感じられる重厚な平安末期の像相です。
1251年新田氏の一族里見氏義の発願によって、定朝流(じょうちょうりゅう・平等院阿弥陀如来像の作者の流派)の仏師、院隆・院悦により造立されました。
凝灰岩質石英斑岩の丸彫りで、総高166cm、腰囲り157cmの等身大の石仏です。
顔は一目諦視の憤怒相ですが、鼻頭が欠けているためユーモラスな顔立ちに見えてしまいます。
9時10分、参詣者が階段を登って続々とやってきました。
3人のお坊さんによる読経。 みよ、この素晴らしい経典さばきを!
不動明王が安置されている自然洞入口。鉄扉の先、階段の左側に立っています。
この宮田山不動寺は不動明王像を御本尊として1944年(昭和19年)に建立されました。
写真右側にある岩の中腹の洞窟に不動明王像はあります。
寺の南階段下にある社務所の番犬。
お行儀がよく、愛嬌のあるカワイイ犬です。
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