屏風岩の氷柱 2009

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 子持山(1,296m)の登山口にそびえたつ、高さ60m程の一枚岩が屏風岩です。きれいな柱状節理の間から染み落ちる水滴が凍り、氷の滝となって流れ出ています。
 暖冬なのか、今年はまだ地上に達していませんでした。

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 屏風岩は、子持山が最後の火山を終えた数十万年前に、火口から山体内部の割れ目へ流れ込んだマグマが固まったモノ(岩脈)です。周を覆っていた凝灰岩や凝灰角礫岩などの柔らかい部分が侵食され地表に現れたものです。この岩脈は獅子岩(火道)に向かって伸びています。

 屏風岩を西に進むと現れる、『獅子追手の滝』。
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 この辺りでは、小さな岩脈がたくさん見られます。

 昨年の様子 → 2008年3月16日記事

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小野上の滝

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滝の正面には東屋があり、清涼な空気に包まれたこの空間をゆったり堪能できます。
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007  下流には山葵田が広がっていま
す。山葵田を横目に比較的ゆるや
かな沢を溯上すること3分。
 東屋が見えてきます。

  

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鑷沢の西、村上地区にあります。

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潜上の滝/潜上の小滝(赤城の滝⑤、⑥)

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潜上の滝 : 高さ6m、幅8mほどあります。

これまでの滝よりも下流にあるため、別の道から行きます。沼尾川左岸の道をずっと直進します。
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左側の未舗装の山道へ。  徒歩で30分ほどで久嶋橋に。
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橋を渡った次のカーブから杉林の斜面を降りて行きます。川まででたら右岸を溯上します。

60分ほどで、高さ3mほどの小滝が現れます。 
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 この滝の右岸の斜面を登っていきます。登りきると両岸は切り立った岩場のため、岩を選んで足を載せて行きます。

 左は来た道を振り返って撮った写真です。川が見えなくなったところが滝です。

 左下はこの先。奥にあるのが潜上の滝です。ここからは、川の両岸を渡り足場を探して進みます。

  

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Map_2 (2007年11月3日撮影)

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スズランの滝/蛇腹岩の滝(赤城の滝④、⑤)

赤城山中にある、沼尾川最大の滝 『スズランの滝000  
落差15m以上の2段の滝です。滝の広がり具合がスズランの花に似ていることから名づけられました。落差水量ともに沼尾川流域最大の滝です。

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ここを右に入り登山道へ。  分岐は真っ直ぐに大沼方面へ。
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やがて木橋が現れます。袂には『関東ふれあいの道』の目印。 
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ここからは道を外れ、沼尾川の左岸を川伝いに遡行します。

006jabara 左岸が崖となるので右岸に渡って遡行します。まもなく幅3m高さ10mほどの蛇腹岩が現れ、谷が左へと曲がって行きます。(写真右端が蛇腹岩)


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 上の写真の左側の大石をよじ登ると、落差5m、幅8mほどの滝が現れます。これを『蛇腹岩の滝』と呼んでいます。

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010_2スズランの滝』は、この上流にあります。滝から少し下ってこの左側の崖を越えていきます。
 登った先は崖の上で、また同じ様な斜面を下りて行きます。

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奥に見えるのが『スズランの滝』です。

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  (2007年10月7日撮影)

 撮影しながらですが、木橋から約60分。帰りは30分でした。
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赤城の滝③(長壷滝)

石段の滝(6月8日記事参照)の上流には、落差4mほどの滝が連なって落ちてくる長壷滝があります。
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 この滝の上流にある長壷沢源流にも滝があるらしいが、この沢の両岸の岩はもろく崩れ易いので、ここからのアプローチはあきらめ引き返しました。

  
 ここまでは、石段の滝を形成している岩を登ってきます。登るよりも降りる時の方が怖かったです。
 石段の滝を登りきるとこんな感じです。↓ 011root
                   ( 2007年10月18日撮 )

009  これは、後日(2007年11月18日)長壷沢左岸の尾根から撮影した長壷滝です。滝の真下からは見えないが、かなり上流から滝が始まっている様子が分かります。

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 落葉してからは、橋の上からもトマの滝(過去記事)が観られます。
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赤城の滝②(石段の滝)

沼尾川の北側に流れる長壷沢を登っていくと十数段の石段を流れ落ちる滝に出会うことができます。
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 (2007年10月撮影)

鈴ヶ岳登山道に入らずに左へ(左下写真)。
ガードレール手前の階段を降り、沼尾川を渡り長壷沢へ。
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長壷沢第2、3号コンクリート堰堤の左岸をすり抜けてさらに登って行きます。
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切り立つ断崖「ろうそく岩」(写真左下)
3号堰堤から先は平らですが道はないので沢の中を遡っていきます。
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赤城の滝①(トマの滝)

赤城の大沼から流れる出る沼尾川やその周りの沢に、大小あわせて十もの滝があります。順次紹介していきます。(参考:赤城山 花と渓谷、青木清著)

トマの滝
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 落差6mほどの崖を滑るように流れ落ちています。

 

  

鈴ヶ岳の北側を流れる沼尾川に架かる「まふじはし」から見えます。
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【赤城山 花と渓谷】1997年10月上毛新聞社発行
 ・副題:沢あるき滝めぐり30選
 ・ISBN-10: 4880586714 ISBN-13: 978-4880586717
 ・著者が15年かけて道なき山奥へ分け入り、沢や谷間や
 尾根に入り静寂な自然を記録した本です。著者は、この本
 が赤城山の魅力の再発見につながれば、との思いで出版
 されました。

※滝の音、しぶき、沢の音、小鳥のさえずり、葉擦れの音、森の香り、etc…。ここ赤城山では、たくさん自然を感じることができます。

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屏風岩のつらら

渋川市のHP(渋川市の色)にあった、『屏風岩のつらら』を見に行ってきました。ここ数日の暖かさにより、氷柱はあと1本となっていました。

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 周りには、もう一回り大きい氷柱の塊が転がっていました。溶けて崩れ落ちてしまったようです。残念。

  

  

  

  

   

 舗装道を真っ直ぐ行った突き当りの車転回場の左側の斜面にも氷柱が…。

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甲里(かぶり)不動大瀧

 小野上地区には12もの沢があり、そのうち砥石山より発し小野上地区中央部を流れる不動沢下流に懸かる滝です。かつて採石場化した時もありましたが、再び自然に還り見応えのある滝となっています。

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『道の駅おのこ』にある地図。ここから国道353号線を車で西へ5分ほどです。

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JRの線路の上を国道が架橋してすぐのところで、

急流が右手に見えます。   その先にある入口。

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入口すぐにある不動堂

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 ここから不動沢の右岸を50mほど遡ると滝が現れます。

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棚下不動の滝(雄滝)

000foll  棚下不動の滝(雄滝)

 高さ:約37m

 渋川市赤城町棚下字大岩 

 日本の滝100選のひとつ。赤城山の熔岩である鱗石英輝石安山岩(棚下石)の絶壁に、鈩沢(たたらざわ)の水が37mの落差を一気に落ちる。滝裏が崩落して10mほどの岩窟があるため、裏側からも眺められる。

     案内図           案内板

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  滝の下にある棚下不動尊

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ここからでも滝が見られます

  

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↑不動尊前にはトイレも整備されています。  

←カメラをZoom!

  

 不動堂の左側にある188段の石段を登っていくと、

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      眼前に不動堂奥院と滝が現れます。

009foll 不動堂奥院には石造の不動明王が祀られています。

  

  

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 滝の下にも不動明王が見守るように立っています。

 

 滝裏からの眺め

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 滝の左岸から不動堂奥院を望む

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